山本 周五郎

泥棒と若殿

新字新仮名 約21,067字・読了目安42分

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一 その物音は初め広縁のあたりから聞えた。縁側の板がぎしっとかなり高く鳴ったのである、成信は本能的に枕許の刀へ手をのばした、しかし指が鞘に触れると、いまさらなんだという気持になって手をひっこめた。 ――もうたくさんだ、どうにでも好きなように…

作品情報

初出「講談倶楽部」大日本雄弁会講談社、1949(昭和24)年12月
分類NDC 913
公開日2020-04-24
最終更新2020-03-28
底本 「山本周五郎全集第二十二巻 契りきぬ・落ち梅記」新潮社
入力特定非営利活動法人はるかぜ
校正北川松生

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