山本 周五郎

夫婦の朝

新字新仮名 約11,637字・読了目安23分

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一 霜月のよく晴れた日であった。 お由美は婢のよねを伴れて浅草寺に詣でたが、小春日和の、如何にも快い陽射しに誘われて、つい大川端の方へ足が向き、それから橋場の先まで歩いたので、帰りにはさすがに少し疲れ、茶屋町まで来てふと通りがかりの掛け茶屋…

作品情報

初出「婦人倶楽部」大日本雄辯會講談社、1941(昭和16)年3月号
公開日2024-12-06
最終更新2024-12-03
底本 「山本周五郎全集第十九巻 蕭々十三年・水戸梅譜」新潮社
入力特定非営利活動法人はるかぜ
校正北川松生

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