山本 周五郎

孫七とずんど

新字新仮名 約15,787字・読了目安32分

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一 烈風と豪雨の夜だった。遠江のくに浜松城の曲輪うちに建ちならぶ将士の家屋敷は、すさまじい雨と風に捲き叩かれていまにも揉み潰されるかと思われた。なかでも榊原小平太康政の屋敷は大手門をはいったすぐ東がわにあり、ことに風当りがひどかったとみえて…

作品情報

初出「講談雑誌」博文館 、1943(昭和18)年6月号
公開日2025-03-25
最終更新2025-03-19
底本 「山本周五郎全集第十九巻 蕭々十三年・水戸梅譜」新潮社
入力特定非営利活動法人はるかぜ
校正北川松生

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