山本 周五郎

樅ノ木は残った

03 第三部

新字新仮名 約171,945字・読了目安344分

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川の音 七月中旬の午後、――ひどく暑い日で、風もなく、白く乾いた奥州街道を、西にかたむいた陽が、じりじりと照らしていた。 「そうだ、あいつだ」と伊東七十郎は歩きながらつぶやいた、「どこかで見た顔だと思ったが、たしかに彼に相違ない」 七十郎は…

作品情報

初出「日本経済新聞」1956(昭和31)年3月10日~9月30日
分類NDC 913
公開日2018-04-16
最終更新2018-09-21
底本 「山本周五郎全集第十巻 樅ノ木は残った(下)」新潮社
入力特定非営利活動法人はるかぜ
校正富田晶子

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