日本婦道記
藪の蔭
新字新仮名 約13,387字・読了目安27分
一 「きょうここを出てゆけば、おまえにはもう安倍の家よりほかに家とよぶものはなくなるのだ、父も母もきょうだいも有ると思ってはならない」 父の図書にはそう云われた。母は涙ぐんだ眼でいつまでもじっとこちらの顔を見まもりながら、 「よほど思案に余…
作品情報
| 初出 | 「婦人倶楽部」大日本雄辯會講談社、1943(昭和18)年7月 |
|---|---|
| 分類 | NDC 913 |
| 公開日 | 2020-07-13 |
| 最終更新 | 2020-06-27 |
| 底本 | 「山本周五郎全集第二巻 日本婦道記・柳橋物語」新潮社 |
| 入力 | 特定非営利活動法人はるかぜ |
| 校正 | 酒井和郎 |
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底本情報の詳細は青空文庫の図書カードを参照してください。