山本 周五郎

日本婦道記

小指

新字新仮名 約11,354字・読了目安23分

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一 「今日は、そんなものを着てゆくのか」 「はい」小間使の八重は、熨斗目麻裃を取り出していた。平三郎は、ぬうと立ったまま八重の手許を見まもる、彼にはなぜ礼服を着てゆくかがわからない。 「なにか今日は、式日だったのか」 「いいえ、お式日ではご…

作品情報

初出「講談雑誌」博文館、1946(昭和21)年1月
分類NDC 913
公開日2019-08-25
最終更新2019-07-30
底本 「山本周五郎全集第二巻 日本婦道記・柳橋物語」新潮社
入力特定非営利活動法人はるかぜ
校正酒井和郎

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