壺井 栄

日めくり

新字新仮名 約17,083字・読了目安34分

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一 しんどい。 火のない掘ごたつに向いあったまま、老夫婦はだまりこんでいた。思いは一つなのだが、今はそれを口に出して云いあう気力もない。ほかにだれがいるというわけでもないのだから、今こそ、ぶちまけた相談をしてもよい筈なのだし、しなければなら…

作品情報

初出「群像」1963(昭和38)年11月
公開日2022-08-05
最終更新2022-08-02
底本 「現代日本文學大系 59 前田河廣一郎 伊藤永之介 徳永直 壺井栄集」筑摩書房
入力芝裕久
校正入江幹夫

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