三富 朽葉

ピアノ

新字旧仮名 約252字・読了目安1分

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顫へては何処へか咽び入り 跡かたもないメロデイよ、 淡蒼い影を揺かす おまへの指は絶間なく咽び入り、 しなやかな幻にとり縋る。 真白い指の王国は 恣まな圧制を 虐げの歌を掻き鳴らす、 薄明りの上に輝いて 裂けて死ぬ光りのなげき。 けぶりのや…

作品情報

初出「文章世界 第五卷第五號」博文館、1910(明治43)年4月15日
公開日2022-08-02
最終更新2022-07-27
底本 「日本の詩歌 26 近代詩集」中央公論社
入力hitsuji
校正きりんの手紙

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