森 鴎外

サフラン

新字新仮名 約2,439字・読了目安5分

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名を聞いて人を知らぬと云うことが随分ある。人ばかりではない。すべての物にある。 私は子供の時から本が好だと云われた。少年の読む雑誌もなければ、巌谷小波君のお伽話もない時代に生れたので、お祖母さまがおよめ入の時に持って来られたと云う百人一首や…

作品情報

初出「番紅花 1巻1号」東雲堂書店、1914(大正3)年3月
分類NDC 914
公開日1999-10-16
最終更新2022-03-08
底本 「新潮日本文学1 森鴎外集」新潮社
入力柿澤早苗
校正湯地光弘

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