岡本 綺堂

半七捕物帳

06 半鐘の怪

新字新仮名 約16,374字・読了目安33分

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一 半七老人を久し振りでたずねたのは、十一月はじめの時雨れかかった日であった。老人は四谷の初酉へ行ったと云って、かんざしほどの小さい熊手を持って丁度いま帰って来たところであった。 「ひと足ちがいで失礼するところでした。さあ、どうぞ」 老人は…

作品情報

分類NDC 913
公開日1999-06-01
最終更新2014-09-17
底本 「時代推理小説 半七捕物帳(一)」光文社時代小説文庫、光文社
入力tatsuki
校正菅野朋子

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