南部 修太郎

病院の窓

旧字旧仮名 約8,637字・読了目安17分

この作品を読む Amazonで探す

十七の五月だつた。私は重い膓チブスに罹つて、赤坂の或る病院へ入院した。 入院して十日餘りは私はまるで夢中だつた。何か怖ろしい物に追ひ掛けられてゐるやうな、遁げても遁げても遁げきれないやうな苦しさのする長い夢にあがいてゐた氣持――そんな氣持で…

作品情報

分類NDC 913
公開日2000-10-05
最終更新2014-09-17
底本 「若き入獄者の手記」文興院
入力小林徹
校正はやしだかずこ

南部 修太郎の他の作品

南部 修太郎の作品をすべて見る →

底本情報の詳細は青空文庫の図書カードを参照してください。