半七捕物帳
34 雷獣と蛇
新字新仮名 約14,518字・読了目安29分
一 八月はじめの朝、わたしが赤坂へたずねてゆくと、半七老人は縁側に薄縁をしいて、新聞を読んでいた。 狭い庭にはゆうべの雨のあとが乾かないで、白と薄むらさきと柿色とをまぜ栽えにした朝顔ふた鉢と、まだ葉の伸びない雁来紅の一と鉢とが、つい鼻さきに…
作品情報
| 分類 | NDC 913 |
|---|---|
| 公開日 | 2000-08-22 |
| 最終更新 | 2014-09-17 |
| 底本 | 「時代推理小説 半七捕物帳(三)」光文社時代小説文庫、光文社 |
| 入力 | 網迫 |
| 校正 | 藤田禎宏 |
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