折口 信夫

死者の書 続編(草稿)

旧字旧仮名 約11,068字・読了目安22分

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山々の櫻の散り盡した後に、大塔中堂の造立供養は行はれたのであつた。 それでも、春の旅と言へば、まづ櫻を思ふ習はしから、大臣は薄い望みを懸けてゐた。若し、高野や、吉野の奧の花見られることのありさうな、靜かな心踊りを感じて居たのであつた。 廿七…

作品情報

分類NDC 913
公開日2004-01-05
最終更新2014-09-18
底本 「折口信夫全集 第廿四巻」中央公論社
入力高柳典子
校正多羅尾伴内

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