久米の仙人
旧字旧仮名 約2,330字・読了目安5分
私がじめじめした雜木の下路を通りながら、久米寺の境内へ入つて來たのは、午後の四時頃であつた。 善無畏が留錫中初めて建てたといふ、恰好のいい多寶塔をちらと振仰ぎながら、私は仙人堂へ急いだ。久米仙人の木像を見ようといふのだ。仙人は埃だらけの堂の…
作品情報
| 初出 | 「三田文学」1911(明治44)年3月 |
|---|---|
| 分類 | NDC 914 |
| 公開日 | 2003-04-01 |
| 最終更新 | 2014-09-17 |
| 底本 | 「現代日本紀行文学全集 西日本編」ほるぷ出版 |
| 入力 | 林幸雄 |
| 校正 | 門田裕志 |
薄田 泣菫の他の作品
底本情報の詳細は青空文庫の図書カードを参照してください。