薄田 泣菫

春菜

新字旧仮名 約1,664字・読了目安3分

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一 郷里にゐる弟のところから、粗末な竹籠の小荷物が、押潰されたやうになつたまま送りとどけられて来た。 その途端、鼻を刺すやうな激しい臭みが、籠の目を洩れて、そこらにぷんぷんと散ばつて往つた。それを嗅ぎつけると、私はほくそ笑みながら、すぐに自…

作品情報

分類NDC 914
公開日2004-12-08
最終更新2014-09-18
底本 「日本の名随筆59 菜」作品社
入力門田裕志
校正大野晋

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