薄田 泣菫

石竹

新字旧仮名 約347字・読了目安1分

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この頃咲く花に石竹があります。照り続きで、どんなに乾いた磧にも、山道にも、平気で咲いてゐるのはこの花です。茎が折れると、折れたままにその次の節からまた姿勢を持ちなほして、伸びてゆくのはこの花です。細くて、きやしやで、日盛りのあるかないかの風…

作品情報

分類NDC 914
公開日2001-07-06
最終更新2014-09-17
底本 「泣菫随筆」冨山房百科文庫、冨山房
入力本山智子
校正林幸雄

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