薄田 泣菫

春の賦

新字旧仮名 約2,130字・読了目安4分

この作品を読む Amazonで探す

一 また春が帰つて来た。 病にかかつてこのかた、暑さ寒さが今までになくひどく体にこたへるので、夏が来ると秋を思ひ、冬になると春を恋しがる以外には、何をも知らない私は、ことしの冬が近年になく厳しからうとの前触れがやかましかつただけに、まだ冬至…

作品情報

分類NDC 914
公開日2008-06-18
最終更新2014-09-21
底本 「泣菫随筆」冨山房百科文庫、冨山房
入力門田裕志
校正noriko saito

薄田 泣菫の他の作品

薄田 泣菫の作品をすべて見る →

底本情報の詳細は青空文庫の図書カードを参照してください。