薄田 泣菫

西大寺の伎芸天女

旧字旧仮名 約1,743字・読了目安3分

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私は西大寺をたづねて、一わたり愛染堂の寶物を見終つた。 「寶物はもうこれでお終ひどす。」 と、ぶつきら棒に言ひすてたまま、年つ喰ひの、ちんちくりんな西大寺の小僧は、先へ立つてさつと廊下へ出掛けて行つたが、つとまた後がへりをして、 「あ、忘れ…

作品情報

初出「新小説」1908(明治41)年10月
分類NDC 914
公開日2003-04-01
最終更新2014-09-17
底本 「現代日本紀行文学全集 西日本編」ほるぷ出版
入力林幸雄
校正門田裕志

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