林 芙美子

風琴と魚の町

新字新仮名 約14,885字・読了目安30分

この作品を読む Amazonで探す

1 父は風琴を鳴らすことが上手であった。 音楽に対する私の記憶は、この父の風琴から始まる。 私達は長い間、汽車に揺られて退屈していた、母は、私がバナナを食んでいる傍で経文を誦しながら、泪していた。「あなたに身を託したばかりに、私はこの様に苦…

作品情報

初出「改造」1931(昭和6)年4月
分類NDC 913
公開日2006-11-09
最終更新2014-09-18
底本 「ちくま日本文学全集 林芙美子」筑摩書房
入力土屋隆
校正林幸雄

林 芙美子の他の作品

林 芙美子の作品をすべて見る →

底本情報の詳細は青空文庫の図書カードを参照してください。