素木 しづ

青白き夢

新字旧仮名 約16,553字・読了目安33分

この作品を読む Amazonで探す

この夜も、明けるのだと思った。 お葉は目を明けたまゝ、底深い海底でもきはめるやうに、灰色の天井を身ゆるぎもせず、見つめたまゝ、 『お母さん!』低く呼んだ。 淡黄色い、八燭の電気の光りのなかに、母親は重苦しくひそやかに動いて、ベッドのそばに手…

作品情報

初出「新小説」1915(大正4)年1月号
分類NDC 913
公開日2000-03-11
最終更新2014-09-17
底本 「素木しづ作品集」札幌・北書房
入力小林徹
校正Juki

素木 しづの他の作品

素木 しづの作品をすべて見る →

底本情報の詳細は青空文庫の図書カードを参照してください。