中里 介山

大菩薩峠

21 無明の巻

新字新仮名 約120,672字・読了目安241分

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一 温かい酒、温かい飯、温かい女の情味も畢竟、夢でありました。 その翌日の晩、蛇滝の参籠堂に、再びはかない夢を結びかけていた時に、今宵は昨夜とちがってしとしとと雨です。 机竜之助は、軒をめぐる雨滴の音を枕に聞いて、寂しいうちにうっとりとして…

作品情報

分類NDC 913
公開日2004-02-06
最終更新2014-09-18
底本 「大菩薩峠7」ちくま文庫、筑摩書房
入力富田倫生、大野晋、門田裕志
校正原田頌子

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