中里 介山

大菩薩峠

03 壬生と島原の巻

新字新仮名 約57,045字・読了目安114分

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一 昨日も、今日も、竜之助は大津の宿屋を動かない。 京都までは僅か三里、ゆっくりとここで疲れを休まして行くつもりか。 今日も、日が暮れた。床の間を枕にして竜之助は横になって、そこに投げ出してあった小さな本を取り上げて見るとはなしに見てゆくう…

作品情報

初出「都新聞」1914(大正3)年9月4日~12月5日
分類NDC 913
公開日2001-05-10
最終更新2014-09-17
底本 「大菩薩峠1」ちくま文庫、筑摩書房
入力(株)モモ
校正原田頌子

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