泉 鏡花

栃の実

新字新仮名 約5,340字・読了目安11分

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朝六つの橋を、その明方に渡った――この橋のある処は、いま麻生津という里である。それから三里ばかりで武生に着いた。みちみち可懐い白山にわかれ、日野ヶ峰に迎えられ、やがて、越前の御嶽の山懐に抱かれた事はいうまでもなかろう。――武生は昔の府中であ…

作品情報

初出「新小説」1924(大正13)年8月
分類NDC 914
公開日2003-05-01
最終更新2014-09-17
底本 「鏡花短編集」岩波文庫、岩波書店
入力門田裕志
校正鈴木厚司、米田進

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