泉 鏡花 、泉 鏡太郎

神鑿

新字旧仮名 約138,131字・読了目安276分

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朱鷺船 一 濡色を含んだ曙の霞の中から、姿も振もしつとりとした婦を肩に、片手を引担ぐやうにして、一人の青年がとぼ/\と顕はれた。 色が真蒼で、目も血走り、伸びた髪が額に被つて、冠物なしに、埃塗れの薄汚れた、処々釦の断れた背広を被て、靴足袋も…

作品情報

初出「神鑿」文泉堂書房、1909(明治42)年9月16日
分類NDC 913
公開日2007-09-19
最終更新2016-02-22
底本 「新編 泉鏡花集 第八巻」岩波書店
入力砂場清隆
校正門田裕志

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