牧野 信一

疑惑の城

新字旧仮名 約3,153字・読了目安6分

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――嘘をつくな、試みに君の手鏡を執りあげて見給へ、君の容色は日増に蒼ざめてゆくではないか、吾等は宇宙の真理のために、そしてまた君が若し芸術に志すならば、芸術のために蒼ざめるべきではないか――。 こんな風な調子の手紙を三枚四枚五枚と書いてゆく…

作品情報

初出「四季 第二冊」四季社、1933(昭和8)年7月20日
分類NDC 913
公開日2010-11-03
最終更新2014-09-21
底本 「牧野信一全集第五巻」筑摩書房
入力宮元淳一
校正門田裕志

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