牧野 信一

繰舟で往く家

新字旧仮名 約4,850字・読了目安10分

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春来頻リニ到ル宋家の東 袖ヲ垂レ懐ヲ開キテ好風ヲ待ツ 艪を漕ぐのには川底が浅すぎる、棹をさすのには流れが速すぎる――そのやうな川を渡るために、岸から岸へ綱を引き、乗手は綱を手繰つて舟をすすめる、これを繰舟の渡しと称ふ。 その娘の家の裏門は川…

作品情報

初出「若草 第十一巻第三号」宝文館、1935(昭和10)年3月1日
分類NDC 913
公開日2010-11-16
最終更新2014-09-21
底本 「牧野信一全集第五巻」筑摩書房
入力宮元淳一
校正門田裕志

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