牧野 信一

籔のほとり

新字旧仮名 約15,435字・読了目安31分

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一 どうして此処の座敷の欄間にはあのやうな扇があんな風に五つも六つもかゝげてあるんだらう! 装飾の意味にしてはあくどすぎる! 何となくわけあり気に見えるではないか? それにしてもあれは一体何に使ふものなのだらうか? 扇子には違ひないが、あれ…

作品情報

初出「新潮 第二十四巻第七号(七月号)」新潮社、1927(昭和2)年7月1日
分類NDC 913
公開日2010-09-05
最終更新2019-02-11
底本 「牧野信一全集第三巻」筑摩書房
入力宮元淳一
校正門田裕志

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