浜尾 四郎

黄昏の告白

新字新仮名 約20,828字・読了目安42分

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沈み行く夕陽の最後の光が、窓硝子を通して室内を覗き込んでいる。部屋の中には重苦しい静寂が、不気味な薬の香りと妙な調和をなして、悩ましき夜の近づくのを待っている。 陽春のある黄昏である。しかし、万物甦生に乱舞するこの世の春も、ただこの部屋をだ…

作品情報

初出「新青年」博文館、1929(昭和4)年7月
分類NDC 913
公開日2007-10-29
最終更新2014-09-21
底本 「新青年傑作選第一巻(新装版)」立風書房
入力川山隆
校正noriko saito

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