矢田 津世子

凍雲

新字新仮名 約14,101字・読了目安28分

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秋田市から北の方へ、ものの一時間も汽車に揺られてゆくと、一日市という小駅がある。ここから軌道がわかれていて、五城目という町にいたる。小さな町である。封建時代の殻の中に、まだ居眠りをつづけているような、どこやら安閑とした町である。現に、一日市…

作品情報

初出「婦人文芸」1934(昭和9)年6月号
分類NDC 913
公開日2008-09-19
最終更新2014-09-21
底本 「神楽坂・茶粥の記 矢田津世子作品集」講談社文芸文庫、講談社
入力門田裕志
校正高柳典子

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