矢田 津世子

鴻ノ巣女房

新字新仮名 約11,873字・読了目安24分

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隣りの紺屋の婆様から、ぎんはこんな昔語りをきいた。 或る山の中に男が一人小屋がけをして住んでいた。働いても働いても食うに事かく有様で、おのれの行末を考えては心細がっていた。或る晩大風があってほうぼうの大木が倒され畠の粟や稗がみんな吹きこぼれ…

作品情報

初出「文芸」1941(昭和16)年10月号
分類NDC 913
公開日2008-09-27
最終更新2014-09-21
底本 「神楽坂・茶粥の記 矢田津世子作品集」講談社文芸文庫、講談社
入力門田裕志
校正高柳典子

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