矢田 津世子

痀女抄録

新字新仮名 約32,703字・読了目安65分

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先き頃、京阪方面の古刹めぐりから戻られた柳井先生の旅がたりのうちに、大和中宮寺の「天寿国曼荼羅」のおはなしがあった。わたくしは不幸にして未だに中宮寺をおとなう折にはめぐまれぬけれども、その曼荼羅繍帳にふれては、これまでも幾たびか人にもきかさ…

作品情報

初出「改造」1939(昭和14)年7月号
分類NDC 913
公開日2008-09-23
最終更新2025-06-26
底本 「神楽坂・茶粥の記 矢田津世子作品集」講談社文芸文庫、講談社
入力門田裕志
校正高柳典子

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