矢田 津世子

女心拾遺

新字新仮名 約17,441字・読了目安35分

この作品を読む Amazonで探す

一 常は無駄口の尠い唐沢周得氏が、どうしたはずみか、この数日来妙に浮きたって、食事の間も駄洒落をとばしたりしては家人を笑わせたりする。もともと脂肪肥りの血色のよい膚が、こんな時には、磨きをかけたように艶光りして、血糸の綾がすけてみえる丸っこ…

作品情報

初出「文学界」1936(昭和11)年12月号
分類NDC 913
公開日2008-09-15
最終更新2014-09-21
底本 「神楽坂・茶粥の記 矢田津世子作品集」講談社文芸文庫、講談社
入力門田裕志
校正高柳典子

矢田 津世子の他の作品

矢田 津世子の作品をすべて見る →

底本情報の詳細は青空文庫の図書カードを参照してください。