矢田 津世子

旅役者の妻より

新字新仮名 約7,550字・読了目安15分

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暑い暑い言うたのも束の間にてもはや秋風たちはじめ、この頃では朝夕膚さむいようになりましたが、まことに久しくおたよりも致さず、あね様はじめ小さい菊ちゃんにもお変りもあらせられませんか。おうかがい申上げます。思えばいまだ暑い盛り、油津よりおたよ…

作品情報

初出「文学界」1934(昭和9)年8月号
分類NDC 913
公開日2008-09-15
最終更新2014-09-21
底本 「神楽坂・茶粥の記 矢田津世子作品集」講談社文芸文庫、講談社
入力門田裕志
校正高柳典子

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