徳田 秋声

或売笑婦の話

新字旧仮名 約12,129字・読了目安24分

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この話を残して行つた男は、今どこにゐるか行方もしれない。しる必要もない。彼は正直な職人であつたが、成績の好い上等兵として兵営生活から解放されて後、町の料理屋から、或は遊廓から時に附馬を引いて来たりした。これは早朝、そんな場合の金を少しばかり…

作品情報

初出「中央公論」1920(大正9)年4月
分類NDC 913
公開日2006-03-14
最終更新2016-02-03
底本 「現代文学大系 11 徳田秋聲集」筑摩書房
入力高柳典子
校正土屋隆

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