林 芙美子

シベリヤの三等列車

新字旧仮名 約10,317字・読了目安21分

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1信 満洲の長春へ着いたのが十一月十二日の夜でした。口から吐く息が白く見えるだけで、雪はまだ降つてゐません。――去年、手ぶらで来ました時と違つて、トランクが四ツもありましたし、駅の中は兵隊の波で、全く赤帽を呼ぶどころの騒ぎではないのです。ギ…

作品情報

分類NDC 914 293
公開日2010-04-13
最終更新2014-09-21
底本 「日本の名随筆 別巻51 異国」作品社
入力浦山敦子
校正noriko saito

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