薄田 泣菫

桜の花

新字旧仮名 約1,446字・読了目安3分

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桜こそは、春の花のうちで表現の最もすぐれたものの一つであります。しとしとと降り暮らす春の雨の冷たさに、やや紅みを帯びて悲しさうにうなだれた莟といふ莟が、一夜のうちに咲き揃つて、雨あがりの金粉をふり撒いたやうな朝の日光のなかで、明るくほがらか…

作品情報

分類NDC 914
公開日2004-12-08
最終更新2014-09-18
底本 「日本の名随筆65 桜」作品社
入力門田裕志
校正大野晋

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