折口 信夫

山の湯雑記

新字新仮名 約5,596字・読了目安11分

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山の蜾※[#「虫+羸」、166-1]の巣より出で入 道の上 立ちどまりつつる ひそかなりけり 前に来たのは、ことしの五月廿日、板谷を越えて米沢へ出ると、町は桜の花盛りであった。それほど雪解けの遅れた年である。高湯へ行きたいのだと雇いかけて見…

作品情報

分類NDC 914
公開日2004-01-20
最終更新2014-09-18
底本 「日本の名随筆10 山」作品社
入力門田裕志
校正多羅尾伴内

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