泉 鏡花

貧民倶楽部

新字新仮名 約72,548字・読了目安145分

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六六館に開かるる婦人慈善会に臨まんとして、在原伯の夫人貞子の方は、麻布市兵衛町の館を二頭立の馬車にて乗出だせり。 いまだ額に波は寄らねども、束髪に挿頭せる花もあらなくに、青葉も過て年齢四十に近かるべし。小紋縮緬の襲着に白襟の衣紋正しく、膝の…

作品情報

初出「北海道毎日新聞」1895(明治28)年7月
分類NDC 913
公開日2020-11-04
最終更新2022-09-10
底本 「泉鏡花集成2」ちくま文庫、筑摩書房
入力門田裕志
校正染川隆俊

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