牧野 信一

その日のこと〔『少女』〕

新字旧仮名 約591字・読了目安1分

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自動車の中で、自分は安倍さんの左側に腰掛けた。自分の左には山口さんが居た。三人は訃報を持つて大井さんの青山の留守宅に走つてゐるのであつた。「安倍さんどうしたらいゝでせう。「――自分の心の中は、たつたそれだけのことで埋つてゐた。安倍さんに頼ん…

作品情報

初出「少女 第一〇一号(春雨の巻 五月号)」時事新報社、1921(大正10)年4月8日
分類NDC 914
公開日2011-07-08
最終更新2014-09-16
底本 「牧野信一全集第一巻」筑摩書房
入力宮元淳一
校正門田裕志

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