牧野 信一

足袋のこと

新字旧仮名 約1,555字・読了目安3分

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僕は、これで、白足袋といふものは、未だ嘗てはいたことはないんだぜ――。 久保田氏は、往来に出ると、さういふ意味のことを、もつと歯切れのいゝ言葉で、だがいかにも何らかの弁明らしくティミッドな調子で、突然ポンと云つた。さう云はれたので初めて私が…

作品情報

初出「新潮 第四十巻第六号(六月号)」新潮社、1924(大正13)年6月1日
分類NDC 914
公開日2011-07-25
最終更新2014-09-16
底本 「牧野信一全集第二巻」筑摩書房
入力宮元淳一
校正門田裕志

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