牧野 信一

冬日抄

新字旧仮名 約869字・読了目安2分

この作品を読む Amazonで探す

(手紙を書く) * 空想は自然の隈どりだ、櫟林の奥で捕獲した一個のムラサキ蝶を験めようか! 樺色地に薄墨の豹紋を散らして、光りの屈折に随つては、真紫に輝く見るも鮮やかな幻色を呈するのだ。或ひは土の上を飛んでゐる一個のミチシルベをつまみあげて…

作品情報

初出「文藝通信 第二巻第二号(二月号)」文藝春秋社、1934(昭和9)年2月1日
分類NDC 914
公開日2011-10-12
最終更新2014-09-16
底本 「牧野信一全集第五巻」筑摩書房
入力宮元淳一
校正門田裕志

牧野 信一の他の作品

牧野 信一の作品をすべて見る →

底本情報の詳細は青空文庫の図書カードを参照してください。