徳田 秋声

浪の音

新字旧仮名 約5,893字・読了目安12分

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一 新庄はホテルの日本室の寝床のうへでふと目をさました。海岸は風が出て来たらしく、浪の音が高かつた。何かしら訳のわからない不安を感ずるやうな、気持で――勿論それは薄暮の蒼白い部屋の色が、寝起きの頭脳に、彼が盲腸の手術をやつたとき、病院の部屋…

作品情報

初出「文芸春秋 第七年第五号」1929(昭和4)年5月1日
分類NDC 913
公開日2019-11-18
最終更新2019-10-28
底本 「徳田秋聲全集 第16巻」八木書店
入力特定非営利活動法人はるかぜ
校正久世名取

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