梅崎 春生

庭の眺め

新字新仮名 約7,347字・読了目安15分

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庭というほどのものではない。方六七間ばかりの空地である。以前ぐるりを囲っていた竹垣は、今は折れたり朽ちたりして、ほとんど原形を失っている。おのずから生じた羊歯や灌木や雑草の類が、自然の境界線をなしているものの、あちこちが隙間だらけなので、鶏…

作品情報

初出「新潮」新潮社、1950(昭和25)年11月
分類NDC 913
公開日2016-06-24
最終更新2016-03-04
底本 「ボロ家の春秋」講談社文芸文庫、講談社
入力kompass
校正酒井裕二

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