木暮 理太郎

冬の山

新字新仮名 約3,964字・読了目安8分

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都大路に木枯が音ずれて、街路樹の梢が日に増しあらわになりまさる頃になると、濁りがちな空の色も流石に冴えて、武蔵野をめぐる山々の姿が、市中からも鮮に望まれる日が多くなる。雪の富士、紫の筑波は言うに及ばず、紫紺の肌美しき道志、御坂の連山の後から…

作品情報

初出「旅」1926(大正15)年1月
分類NDC 786
公開日2015-12-07
最終更新2015-10-31
底本 「山の憶い出 下  」平凡社ライブラリー、平凡社
入力栗原晶子
校正雪森

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