日本婦道記
箭竹
新字新仮名 約12,123字・読了目安24分
一 矢はまっすぐに飛んだ、晩秋のよく晴れた日の午後で、空気は結晶体のようにきびしく澄みとおっている、矢はそのなかを、まるで光の糸を張ったように飛び、垜のあたりで小さな点になったとみると、こころよい音をたてて的につき立った。――やはりあの矢だ…
作品情報
| 初出 | 「婦人倶楽部」大日本雄辯會講談社、1942(昭和17)年12月 |
|---|---|
| 分類 | NDC 913 |
| 公開日 | 2020-06-15 |
| 最終更新 | 2020-05-31 |
| 底本 | 「山本周五郎全集第二巻 日本婦道記・柳橋物語」新潮社 |
| 入力 | 特定非営利活動法人はるかぜ |
| 校正 | 酒井和郎 |
山本 周五郎の他の作品
底本情報の詳細は青空文庫の図書カードを参照してください。