かの日の歌【一】
新字旧仮名 約492字・読了目安1分
南の国の黄昏れ、 空は紅き笑ひを残して静かなり。 想思樹の葉のねむたげにうなだれ、 かすかなるうめきをやする。 ああ淋しみ、心をなす、植民地の黄昏! 椰子の並木を縫ひて、 灯火は紅き花と見まがう。 その時我が耳に訪づれし悲歌の哀さよ。 ◉ …
作品情報
| 初出 | 「琉球新報」1911(明治44)年10月30日 |
|---|---|
| 分類 | NDC 911 |
| 公開日 | 2017-01-14 |
| 最終更新 | 2016-12-09 |
| 底本 | 「沖縄文学全集 第1巻 詩Ⅰ」国書刊行会 |
| 入力 | 坂本真一 |
| 校正 | 良本典代 |
漢那 浪笛の他の作品
底本情報の詳細は青空文庫の図書カードを参照してください。