漢那 浪笛

古街

新字旧仮名 約215字・読了目安1分

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黄昏時を四五分すぎたあと、 薄闇を縫ふて、紅い々々燈の華が、 冬咲きの仏相花のやうにちらつく。 昔の栄華を夢見る古るい街、 傾むいた軒を並べて、 底深く静まりかへる。 蔦の生へた石垣からは、 亡びの色調を帯びた虫の歌。また、 たく/″\と流…

作品情報

初出「沖縄毎日新聞」1911(明治44)年1月10日
分類NDC 911
公開日2017-03-19
最終更新2017-01-12
底本 「沖縄文学全集 第1巻 詩Ⅰ」国書刊行会
入力坂本真一
校正良本典代

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