新美 南吉

うた時計

新字新仮名 約4,571字・読了目安9分

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二月のある日、野中のさびしい道を、十二、三の少年と、皮のかばんをかかえた三十四、五の男の人とが、同じ方へ歩いていった。 風がすこしもないあたたかい日で、もう霜がとけて道はぬれていた。 かれ草にかげをおとして遊んでいるからすが、ふたりのすがた…

作品情報

分類NDC K913
公開日2005-07-01
最終更新2014-09-18
底本 「牛をつないだ椿の木」角川文庫、角川書店
入力もりみつじゅんじ
校正小林繁雄、門田裕志

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