新美 南吉

和太郎さんと牛

新字新仮名 約14,302字・読了目安29分

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一 牛ひきの和太郎さんは、たいへんよい牛をもっていると、みんながいっていました。だが、それはよぼよぼの年とった牛で、おしりの肉がこけて落ちて、あばら骨も数えられるほどでした。そして、から車をひいてさえ、じきに舌を出して、苦しそうにいきをする…

作品情報

初出「花のき村と盗人たち」少国民文芸選、帝国教育会出版部、1943(昭和18)年9月30日
分類NDC K913
公開日2001-04-09
最終更新2014-09-17
底本 「牛をつないだ椿の木」角川文庫、角川書店
入力山田芳美
校正林幸雄

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