原 民喜

氷花

新字旧仮名 約13,117字・読了目安26分

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三畳足らずの板敷の部屋で、どうかすると息も窒がりさうになるのであつた。雨が降ると、隙間の多い硝子窓からしぶきが吹込むので、却つて落着かず、よく街を出歩いた。「僕をいれてくれる屋根はどこにもない、雨は容赦なく僕の眼にしみるのだ」――以前読んだ…

作品情報

分類NDC 913
公開日2002-09-21
最終更新2014-09-17
底本 「日本の原爆文学1 原民喜」ほるぷ出版
入力ジェラスガイ
校正門田裕志

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